自分で確かめろ
2006年 10月 14日
『音量調節は、ミキサーじゃなくて、鍵盤の強弱でやるんだ』
と注意をされた。
が、小室哲哉氏は、
『シンセサイザーは、マックスでこそ、一番良く鳴る』
と雑誌に書いておられた。オレが最初に教わった人も、同じ事を言っていた。
プロといっしょに作業をするようになって、パソコンの処理能力の関係なんだけど、曲の頭は、『5〜6小節空けて下さい』と言われ、これまた教わった、『2小節で良い』とは違っていた。
彼が間違っていたとは思わない。彼もプロなのだから。
しかし、最後はいつも、自分で確かめろ。
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追記:ここからは、DTMを志す人の為に
先ず、DTM、『ディスクトップミュージック』、パソコン上で作る音楽をバカにする人達がいますが、そんな人に限って(a)vex系を好んで車で聴いたりします。でもって、JAZZやクラシックの良さが分からない。趣味の押し付けをオレは嫌います。が、凝り固まった人が、いますね。
断言します。打ち込みのシンセの音は別です。
プレイヤーは最初に強く弾く練習をして、それから弱い音との組み合わせで、『アーティキュレーション』と言いまして、フレーズに抑揚をつける訳ですから、パソコン上で曲を構成するDTMは、別のアプローチで良いと思います。
その昔、YMOのレヴューで、『もし坂本龍一さんがピアニストでなかったら、YMOはあそこまで評価されなかっただろう』と読んだのですが、これは細野さんも高橋さんも同じで、あの人達は生演奏と電子楽器を別物として捉えていたからこそ、テクノミュージックの基盤を作れたのではないでしょうか。
音楽は表現手段なんですから自由にやった方が良いんです。
そりゃ両方出来た方がいいですが。
余談ですが、YMO、クラフトワークが初代だとして、小室哲哉さん、電気グルーブが2世代だとしたら、3世代の人達が次にどんなアプローチで来るか楽しみですね。
大切なのは続ける事。
そんな人生は得るものも多い筈ですよ。