昨日の夕方にビーグル犬のメリーが永眠しました。
小さい頃に誘拐されたことがあります。保護された家で食べ物を受け付けず、ガリガリに痩せてから奇跡的に戻って来ました。それからは気難しくて食べ物に執着する可愛げの無い犬になりました。
でも、畑仕事に着いて行ったりして、一家を和ませてくれる存在でした。
思えば、この犬を飼いはじめた頃が、実家のいちばん良い時期だったと思います。
両親も若く。祖父母も健在。
下の弟が結婚し、その下の弟が自立し、オレが東京から戻った頃。
今は大きな家に年老いた両親が二人。
父親が73歳。まだ元気ですが、母親は70歳で立ち上がるのがおっくうそうです。
なにもかもが思い出の中に埋まってゆく。
先にいなくなったジョンもそうですが、メリーさんも家族がにぎやかだった頃の象徴して、記憶に残るでしょう。
7人家族とビーグルが2匹。いい時代でした。
犬はやはり飼うべきだ。
生き急ぐから、何事も永遠でなく、終わりは来るもんだと、諭させられる。
追記:実家の軒の下に大きなスズメバチが巣を作りました。繁栄の象徴だそうです。今までも小さな巣はありましたが今回のは大きいです。
バトンは完全にオレに回されてる。