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ホンジツのオレ

時々こんなタイトルで日常を書き残してます。後で懐かしむこともあるでしょうから。

おはようございます。


話題:ホンジツのオレ


とりあえず実家。

夕べはネットでtakuくんと女の子の友達を交えて、『ものの考え方』について語り合った。端折ってまとめると、考えていることをそのまま口に出すと、思考がさだまらずに狂人のようだと。つまりはそんな自分を冷静に見れる自分を作って、無意識とかって言葉もあったな、幸せでないのが不幸なんじゃないと、深い話を教わった。そも、そも、不幸なんてないと。女の人が混じるとまた違った見方で話が進むなと思った。勉強、勉強。

終わったのが3時半ぐらいw。

9時に起床。風呂に入ってから神棚に御神酒をあげ仏壇には線香。まとめておいた、本、LD、(レーザーディスクだよw)、LPなどをブックオフに売る。1500円ぐらい。いまハマってる、『ススキノ探偵シリーズ』を2冊購入。東直己さんかっこいいです!。

借りたDVDを返しに。それと写真屋。古い写真をスキャンしてDVDRに取り込んでもらった。パソコンがたくさん並んでいて、写真をモニターで見て喜ぶ家族連れでにぎわってました。

新たなレジャーだな。


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写真は21歳ぐらいのオレ。

家に戻ったのが11時ぐらい。買っておいた、オレンジ、メロン、バナナを一口サイズにカットして皿にならべ、それを食べながらクリームシチューを作る。

お昼は両親といっしょに。オヤジは食べない。苦手なんだ。

再び部屋の掃除と農作業の手伝いを少し。

夕方になって穫れた野菜を市場に出荷。往復で1時間半。遠いw。

親戚が来るのでその間に母親が野菜を収穫。

ちょっとした収穫祭だな!。


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で、いまはBOSSのエスプレッソに牛乳を混ぜてとりあえずカフェラテ。今度時間あったらtakuくんにエスプレッソの入れ方教わろう。

やっぱカフェラテは美味しいね!。
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by end_of_eternity | 2012-11-25 17:55 | Comments(0)

DreamNote

部屋の大掃除。

ものを捨てたり売ったりと、篠田節子さんのエッセイにあった、年老いた知人からの最後の手紙、『あなたとのお付き合いもこれまでにしたく』の件を思い出し、

『これって、死ぬ準備でもしてんのかな?』

などと考えていた。

日が暮れる頃、古い写真や手紙、名刺など、沢山ものが出て来た。

家の片隅にあった衣類ケースを開けると、中からは黄色いバインダーが出て来て、その中には当時作っていた曲のコード進行表の他、サイトを作るアイデア帳、メモ書き、ドローイング、(落書きだな)などが大量にあった。


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過去に置き忘れた宝の山だった。

32歳からは生活の中心が仕事になっていた。ろくに部屋の掃除も出来ずに。

おそらくは東京から一時戻って、また東京に住み、takuくんを見つけて、一輪さんなど、沢山の才能に触発されながら過ごした時期と思う。

28歳から31歳ぐらいまでだな。

もっと早くネット環境を整えればよかったのだが、オレの部屋は離れにあって、父親がインターネットに理解が無く、回線を実家にひかせてもらえなかったのだ。

素晴らしい。

過去の自分の才能に驚かされる。自画自賛じゃない。なにしろ今の自分は燃えカスで、この当時の自分には笑われるだろうし、さらに前の自分が出会ったら、それこそ....、想像もしたくないが、変わり果てた姿に嘆き、輝きを無くした心に自らを罰するかも知れない。

言い過ぎた。

ハングリー精神とは安いアパートに住んで空腹を我慢する事ではなく、いつも心が飢えていて、常日頃から何か一つのものに取り組んでいる事。疲れもせず、取り憑かれたように。

思い出したのは、takuくんの口癖、『上に行きましょう!』。

そうだ、まだ、まだ、死ぬ準備をするには早すぎる。

FIGHTING!!
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by end_of_eternity | 2012-11-18 18:59 | Comments(2)

思い出の値段

風がすっかり冷たくなりました。

おはようございます。


話題:思い出の値段


部屋を整理して古いシンセと聴かなくなったCDをハードオフブックオフに売って来ました。

ローランドのシンセがボリュームペダル込みで5000円。CDが170枚ほどで、うち半分ぐらいは値段がつきませんでしたが6000円でした。

みんな10代の後半から30代の前半に買ったものです。ジャケットを見ると何処で買ったかとか、いくつぐらいの頃に買ったかとか思い出せるのもあります。つき合ってた彼女に貰ったCDとかも、このさいだから。ゴメン。でも、それも整理だよ。


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部屋がすっきりしました。

これほど大量のCDを手放したのは初めてです。寂しいとも思いましたが、思わぬ収入に、(捨てるつもりでしたから)ほくそ笑むオレがいるのであります。

ちゃん、ちゃん、
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by end_of_eternity | 2012-11-18 14:08 | Comments(0)

イラ・フォルモッサ

このブログをはじめた頃の小説を書き直しました。時間のある方、どうぞ。






イラ・フォルモッサ






新宿。

東洋一の歓楽街、『歌舞伎町』がある街。あらゆるドロップアウター、ヤクザ、ケンカ、オンナ、クスリ、あれや、これや。

その頃のオレは音楽で身をたてようと田舎から上京して東口の喫茶店で働いていた。

ロックミュージシャンに憧れる若者。20歳、そこ、そこ、だからこそ許される。

店のマネージャーは同性愛者だった。が、女もまったく駄目ではないらしく、バイセクシャルってヤツだが、秋田の資産家の息子で、もう40歳なのだが、独り身を楽しんでいる派手好きの快楽主義者。

マネージャーと店長の他は、アルバイトの昼番が2人、夜番が2人の交代で切り盛りする。

顔が好みだったらしくマネージャーから大事にあつかわれた。思い出せば恋する乙女の気持ちだっただろう。よく遊びに誘われた。友達もゲイばかりだ。彼らと、気持ちは彼女らしいが、よくつるんで新宿2丁目界隈を飲み歩いた。

その日は2丁目のゲイバーで開店前から飲んでいた。

最初は同じ界隈の、『のんけの人』つまり普通の人、レズビアンでない女性がカウンターで飲んでいたのだが、彼女が消えてすぐに若い男女の2人連れが入って来た。

男の子の方はマネージャーの友達。

連れの女の子が色素を抜いた髪の毛をいじりながらスツールに座る。

男の子がゲイなら恋人同士ではないだろう。

アーモンド型の大きな目と視線が合う。

店のママ、(男)が2人にオレを紹介してくれる。

マネージャーは鍵を持って通路のトイレへ。性行為に耽る男と男がいるそうで、トイレには常時鍵がかけられていた。

隣の2人と話し始めた。

女の子に話し掛けると、たどたどしい日本語で返事をする。

『日本人?』

『中国』

マネージャーはトイレから戻ってママと話し始める。男の子はオレに気を使ったらしく、本当にゲイの人達は察しが良くて感心するが、ママとマネージャーの話しの輪に加わった。

女の子は、彼女は、初めは大連、『だいれん』の出身だと言った。遼東半島にある都市の名前だ。『関東州』と呼ばれて、日本の領土だった時期もある。日露戦争をあつかった長篇小説、『坂の上の雲』で得た知識をつかって話しを広げた。彼女が語学留学で日本に来ている事や、名前と、本当は、旅順、『りょじゅん』の出身だと言うとこまで聞きだせた。

20歳だった。

旅順について尋ねる。大連の衛星都市。軍港の街。横浜と横須賀みたいなものか。

『港はキレイ?』

と尋ねると、彼女はオレの顔を見つめながら、正面に手を差し出して言った。

『島が見えるでしょう』

赤ちゃげた髪が意志の強そうな顎の輪郭を覆う。唇は南国の花のように紅く肉感的だ。

古いCMソングのタイトルを思い出した。

『ウォー アイ ニー。英語だと、アイ ラブ ユーか』

母国の言葉に彼女が目を輝かせ、携帯番号を聞くのに成功した。

小躍りした。

不機嫌そうにマネージャーがこっちを見つめる。

次ぎの日の夕方に電話してみたが、留守電に切り替わって出てはくれなかった。

喫茶店の仕事はいつも定時だ。遅番が交代で来て4時にあがり練馬区のアパートに戻る。独り暮しは初めてだったが、もともと器用だったのもあって、料理はすぐに上達した。

レシピ本を見ながらジャガイモの面を取る。

携帯に着信が入る。

さっきまで話していた田舎の友人だと思ったが、見た事も無い番号だった。振り込め詐欺なんてまだなかったから、誰かなと思って素直に電話にでれた。

聞き慣れない男の声。

ゲイバーのママだった。中国人の彼女が来ているから、いまから来ないかとの電話だった。

番号はマネージャーが教えたのだろう。

半信半疑だった。家賃19000円のアパートに浴室なんてものは無い。洗面器で顔を洗ってから、高校生の弟が餞別にくれたスカジャンを着て表に出る。

季節は冬。寒い。

大江戸線が都営12号線と呼ばれていた頃。いつも空いているし、新宿まで20分ちょっとで行ける。中野坂上で丸の内線に乗り換え、新宿三丁目駅で降りて店に向かった。

カウンターでは彼女が笑っていた。それと、ママと男の子。いつも入り浸りのマネージャーは、他の店の開店パーティに呼ばれてるとかで姿が見えなかった。

彼女に電話に気づかなくて申し訳ないと謝れた。男の子とママは会話を続け、オレはマネージャーのボトルから焼酎を、ちょこっとずつ拝借して彼女と話し始める。やはり人間ってのは言葉でコミュニケーションをとるもんだ。川崎の工場で働いていた時に、ブラジル人とコンビを組んだ経験から、日本語と英語を交えながら、ところどころつかえたが、彼女の語学力のおかげでなんとか会話ははずんだ。ボディランゲージもけっこう大切。

でも、もっとも大切なのは、相手がどこの国の人でも、お互いの話を聞こうとする姿勢だと思う。

日本語学校はどこかと尋ねたが、池袋としか答えなかった。今は語学のブラッシュアップを狙っていて、来年は日本の大学を受けると言った。

オレがミュージシャンを目指していると言うと、彼女は笑いながら、

『好きな事やれるなんてお金持ちね』

と言った。

男の子が帰ると言う。真夜中の12時近かった。彼女はアパートも池袋だったがオレが送ると言った。部屋にはルームメイトがいるらしい。練馬のアパートまでは、池袋から西部線に乗り換えて、更にもう1度乗り換えなくてならないが、遠回りしてもいいぐらい彼女には魅力がある。

タクシーに乗る男の子を見送り、徒歩で新宿駅へと向かった。

この時間だと山手線もそんなに混んではいない。窓からサンシャインの灯りが見える。あそこは巣鴨プリズンの跡地で、東条英機らA級戦犯が処刑された場所だ。

彼女に中国人は日本が嫌いなのかと尋ねたら、

『あれは戦争中だから仕方が無いね』

と答えた。

ホームから吐き出された人達にまぎれて歩く。ロータリーを横切って路地を進む。

呼び込みと国籍不明の娼婦達。真冬の寒空に、Tシャツ1枚で路上にふるえて正座している若い男は何なんだろう。

池袋は、『えきぶくろ』と言うくらいで、駅から離れればすぐに住宅地になる。

彼女が腕を絡めてオレの肩に頬をうずめた。

若い女の体臭が鼻孔の奥をくすぐる。立ち止まって深く息を吐く。もう、自制がきかなかった。彼女を抱きしめて唇を奪った。

瞳になまめかしい光が宿る。

ラブホテルの安いボディソープの匂い。行為のためだけの部屋で、互いの体温を交換し、唇を奪い合い、肌をよせあう。

恍惚が背中を這い回る。頭がまっしろになる。全身全霊を尽くして征服しようとするが、うす暗い照明の下で彼女は静かに、何の変化も無く横たわり、ただ柔和な腰のラインが、どんなアートも表現できない絶妙のバランスをもって、オレの腰を引き寄せては、無意味であるかのように突き放す。

白濁とした分け身をスキンに残して行為は終わる。

わずかに開く窓の外に、明け方の白んだ空を見上げる。

かたわらで吐息をたてる彼女の背中に触れた。細い、儚いって言うか、産毛がキラキラとしていた。身体に無駄なぜい肉は無く、小振りな胸のせいもあったが、少年を抱いてる錯覚をおぼえた。

それからは、ほぼ毎日逢っていた。学校を終えた彼女が、オレの仕事場まで迎えに来る。

新宿の街をあてもなく歩いて過ごした。

土日とも仕事だったので、彼女の学校が冬休みになり、やっとまとまった時間が出来た。その日は2人で出かけた。御台場をせがまれた。あそこならなんとなく1日が過ごせる。ペットショップを気に入ったらしく、本気でミニチュアダックスを買うかどうか悩み、そこで1時間潰れたのには疲れたが。

池袋でいっしょに降りてアパートまで送った。住んでいるのはアパートどころか立派な賃貸マンションだ。この辺なら安くはない筈。部屋に寄れと言う。ルームメイトに会わせたいらしい。

断ったが何度も引き止められるので、観念して階段をあがった。

2LDKの片付けられた部屋の奥で待っていたのは、ショートの髪をヘアピンでまとめた、わりと小綺麗な感じの女性だった。歳はオレと同じぐらいで彼女よりは上だろう。彼女達は中国語で話してオレのことを、中国のあるタレントに似ていると言った。会わせたいなんて理由はそんなもんだろう。見せて確かめさせたかったのだ。

3人で酎ハイの缶を勢良く開ける。宴になった。終電が無くなったので、そのまま眠る事にした。

ルームメイトが横になったオレの顔をジッと見つめる。

無視して目をつぶった。

数日後に彼女は一時帰国した。

仕事場の喫茶店で、

『ずいぶんうまくいってるみたいじゃない、あの中国女と』

マネージャーが不機嫌そうに話し掛けると、バイト仲間の女の子が怪訝そうにこちらをうかがう。

この人がゲイであるのを知っているはオレだけだ。カミングアウトしていない癖に、仕事中にオレの手を握ったりして喜んでいる。お陰でおぼえた事は、普通に生活をしている男の中にも、彼らの言葉で、『ころぶ』ヤツがいて、そういうヤツらの素質の見分け方だ。

隠れゲイはけっこういる。

『あんな身体のどこがいいの?』

身震いした。まだ秘密を打ち明けられる前に、酔いつぶれて2回ほど泊めてもらった。打ち明けられてからは遠慮している。オレは、『のんけ』の男なので、どこか奇異な目で彼らを見ている。

『中国女なんて、まともじゃないぞ。おまえ大丈夫なの。ヤクザとか出て来たら、いいきみさ』

携帯に着信した。彼女だ。が、違う声だった。

置いて行った携帯からルームメイトが連絡してきた。マンションの近くを不審な男がうろうろしていると言う。おりしもストーカーの言葉が使われ始めた時期だったし、エスカレートして殺人事件に発展したのも記憶に新しかった。

他に男の知合いがいないから来て欲しいと言われた。

脇目に見ながらマネージャーはこう加えた。

『あんまり深入りすんなよ』

帰りに池袋に寄った。

部屋はひどくちらかっていた。掃除はほとんど彼女がやっていたらしい。

ルームメイトはタバコをふかしながらベランダに出て、通りの電柱を指差すが、それらしき人物は見当たらない。

ぼんやりとテレビを見ていた。時間は7時をまわったぐらいだったと思う。同居人にシャワーをすすめられた。中国人、それと、韓国人もそうらしいが、フロの習慣は少ない。

借りたタオルで雫をぬぐって、服を着て戻るとキョトンとされた。

テーブルの酎ハイに手をつける。

交代でルームメイトがシャワーをあびる。アコーディオンカーテンのむこうには裸になっている女がいるのだから気まずい。シャワーが終わるのを待って帰る決心をした。

渡米した野茂が頑張っていた頃だ。プロ野球ニュースもこればっかり。

カーテンが開く。

と、絶句した。ルームメイトがタオル1枚の姿で現れた。

ほんのりと頬を紅くそめていたのは、シャワーの熱気のせいではない。細い指先が照明のスイッチを切る。タオルがはだけると、豊満な胸があらわになった。

ぬれた身体がゆっくりと、のしかかってくるのを受けとめた。

内心これを期待していた。泊まった晩、同居人がオレの顔をジッと見つめていた時に。

自分の彼女の友達を抱く背信行為をやってみたかった。

確信犯だ。

後ろめたい気持ちに興奮して繰り返して射精する。

女2人の間に何かあったのかも知れないし、単なる男好きだったのかも知れない。

狂ったように抱き合って、いつ眠ったのかも思い出せなかった。

もう少しすれば彼女が旅順から帰ってくると言うのに。

新宿の南口。路上で失禁したまま眠るホームレス。こいつの夢はなんだったんだろうか。

風がロータリーを吹き抜ける。

小田急の紳士服売り場の突き当たりに、隠れ家のような喫茶店がある。

1ヶ月は逢っていない。

仕事が終わるのを待っていたように着信があった。

まだ来てはいないようだ。

カップに口をつける。

後ろの席ではどこからわいて出てくるのか、得体の知れない学生が戦争について、激しくディスカッションを繰り広げていた。流行りの小林某の、『戦争論』が火付け役だ。

全身を黒でまとめた喪服のような格好で彼女が現れた。

破顔する。

目を直視出来なかった。脳裏を2週間前の出来事がよぎる。ルームメイトとはその後も何度か身体の関係を持っていた。

後ろめたい。

彼女がオレの頬に手をあてる。オレは愛でられている。

テーブルにサクラ屋の袋が置かれた。くれると言う。中には化粧ケースにおさまった腕時計があった。

よくいっしょに高級腕時計を見に行っていた。買えないにもかかわらず。

呆然とした。

プレゼントだそうだ。

『かぁ~っ』

マネージャーが呆れた顔でオレを見る。

翌日になっても実感が無かった。17万の時計を20歳の女の子がポンとよこした。

『さすが東京だぜ。風俗だな。まともな女じゃねぇよ』

肌のキレイな中国人は人気があるらしい。

池袋もその手の店は多い。中国、韓国、ロシア、東南アジア、中南米など、数え上げたらキリがない。中でもタチが悪いと言われているのが中国人だ。ケンカになって青龍刀を出された噂は、田舎の知り合いに話して笑われたのだが、考えてみれば仁侠映画でヤクザが日本刀を持ち出すように、中国人が青龍刀を持ち出しても不思議はない。

蛇頭。密入国。不法滞在。

事情に入り込み過ぎて、命を落としたルポライターなんて、何人でもいるだろう。

表に出ないだけだ。

それと、薄々感じてはいたのだが指摘されると、風俗の事はどうにも嫌な気分になる。

前に上野で酒の配達をしていて、いわゆる、『置き屋』なんてとこにも何度か行かされた。いまだに遣り手ババアがいる店で、酒を飲んだサラリーマンが一時の快楽のために女を金で買う店。

中国人の店だったと思う。

2人で借りているとはいえ、池袋のマンションは家賃も安くはない。留学生にはリッチすぎる。

信じられなくなっていた。

店を出るといつもどおり彼女が待っていた。風俗の事が気にかかり、何故か、首に下がったネックレスに注目し、身体を売って稼いだ金で買ったものかと想像して、会話が出来なくなった。

周囲の視線も気になる。

それからはぎこちなかった。

問いただす事も出来ずに、オレは彼女を避けるようになり、やがて連絡もいっさい無くなった。

たぶん彼女にあきらめをつかせたのは、パフェをオレの口に運ぼうとし、それをオレが拒んだ瞬間だったと思う。正直に汚いと思ったのだ。眉間にシワをよせて困惑した彼女の顔は、『何故?』と、問いかけるようだった。

まったく逢わなくなって半月が過ぎた頃、マネージャーが暇そうなオレを誘ってくれた。

いつものゲイバーで飲みはじめる。

マネージャーが席を立つ。と、ママが話し出した。

『あの中国の女の子は最近来ないわねぇ。たしか池袋の国際語学スクールに通ってるんでしょ。真珠の貿易でお父さんがビルを持ってるとか。まだ、日本にいるのかしらねぇ、確か、お母さんが病気で倒れたんでしょう?』

マネージャーも知っていると言うので、戻って来るなり言い寄った。

黙って顔をこわばらせるだけだった。そうか。考えればオレが、この人を単純に同性だと思っていたのが浅はかで、心の底では、嫉妬の、小さな炎が、燃え盛っていたのだ。

遠巻きに言葉で誘導されていた。

ー中国女なんて、まともじゃないぞ。おまえ大丈夫なの。ヤクザとか出て来たら、いいきみさ....、

ーずいぶんうまくいってるみたいじゃない、あの中国女と....、

ーさすが東京だぜ。風俗だな。まともな女じゃねぇよ....、

気づかなかった。少しの用心深さがあれば、マネージャーが、男として同性のオレに好意を持っていて、それをよこからかすめ取った、『泥棒猫』の中国女を良く思っていないなどと、かんたんに想像がつくのに。

オレは馬鹿だ。

マネージャーとは、この後もしばらくはいっしょに働いたが、最後まで口をきかなかった。

表に出る。

携帯は解約されて抑揚の無いアナウンスがながれる。マンションに急いだが表札は抜かれていた。

途方にくれた。ルームメイトも何処に行ったのだろうか。

なにもかもが最初から無かったように消えていた。

手がかりの無いまま、1人で来店したゲイの男の子をつかまえ、やっと話が聞けた。

彼女は学校は辞めて帰国したそうだ。なんでも母親が病気で倒れたらしい。1ヶ月戻っていたのは看病と帰国の準備のためだったらしい。

父親は話しの通り貿易商を営んでいるそうだ。

留学もその関係だろう。

『時計どうした?。あなたをビックリさせたいって言うから、わたし、買い物につき合ったんだけど。自分でためたお金でプレゼントしたいって。彼女、あなたと結婚したいって、言ってたよ』

なんともやるせなくなった。胃袋に鉛を押し込まれたように、両方の肩に彼女がのしかかったように、全身が重くなった。

なんでだろう。

世の中はぜんぶ、気がついた時には遅い。

人に夢って書いて儚いってなる。オレの夢もそうだった。

音楽事務所を片っ端から受けて全部落ちた。人づてにも事務所を紹介してもらったが、まともに仕事も貰えないまま田舎に引っ込むまでは、あまり時間を要しなかった。

腕時計は一度も使われる事なくしまってある。

田舎に戻り、彼女が忘れられなくて、ネットで旅順、大連、そして中国の事を調べているうちに、関連記事の稿で、ある単語にひっかかった。

イラ・フォルモッサ。

『Formosa』、これは16世紀にポルトガル船員がこの島を見て、『美しき島、(IlhaFormosa)』と叫んだという史実に基づいた呼称です。

美しき島。

いまでも声や話し方は正確に思い出せる。

ー島が見えるでしょう....、

初めて会った日に彼女はそう言った。後に言葉は続かなかったが、差し出した手の先に見ていたのはオレの顔ではなくて、静かな故郷の海に横たわる島だったんだろう。

純真無垢な女であったのだ。

涙が溢れた。

ずっと悔やんでいい。

そして、忘れない。彼女を連れて気持ちよく、新宿の街を彷徨っていた頃を。







イラ・フォルモッサ/了。
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by end_of_eternity | 2012-11-11 15:38 | Comments(0)

The long day is over/メール

昨日は電車に乗る時間が長かったので、久々の人にメールしまくった。

先ずは池袋のイタルくんにメールをする。ご夫婦でお出かけとの事。時間が合いそうにもないので、無理してもいい事は無いと思いあきらめる。

次に前の会社でお世話になった同僚。何かイイ話し、(彼女出来たか?)と探られるw。

同じく前の会社の同僚松本さんが秋葉原に。毎週いるらしい。楽しい遊びってなんだろw。

まさかの返信が練馬の西田さん。『西田のアニキ』。酒好き、ギャンブル好き、女好き、の、読書家。41歳派遣社員。本物のアウトローと思う。ワルじゃないんだけど雰囲気はあるな。けっこう目つきするどいです。久々に会えそう。

大阪に転勤した諸沢ちゃんも年末には宇都宮で会おうと。この人もエッチなんだよなw。

三橋さんも気遣って返信をくれた。林業に従事してるタイヘンな人なのに。感謝。

時々顔を出す飲み屋のオネエさんも優しいメールをくれる。営業メールをしない女の子なので好きだな。そのかわりにプライベートではぜったいに出かけない。白けさせないプロ。

ウィンタースポーツ仲間のルッさんは今年はシーズン券は買わないそう。40歳。パワーダウンか?。

自動車メーカーに勤めるギタリストの綱川くん。何年ぶりだろ。ワイン好き。

納富くんはメルアド変更。蘭星さん、藤極さん、宗永くんは繋がるけど返信無し。


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帰り道、スーパーの前につながれたワンちゃん発見。連れてかれちゃうよw。

イヌを見ると、想う。

メールを返してくれないキミへ。

最初は想い出の女にそっくりだったんで、つい、つい、アドレスなんぞ聞き出して、あの手、この手で、だらだらと今まで。

好きだよ。

重ねて見ていたけど、今は違う。苦しいな。オレ。
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by end_of_eternity | 2012-11-11 12:01 | Comments(0)

The long day is over/GOTHICMADE

自分でも信じられないぐらいに活動的な日ってありませんか?。

おはようございます。


話題:The long day is over/GOTHICMADE


朝7時に起床して風呂に入り池袋へ。

先ずは、『松屋』にて牛丼をかき込む。

で、シネマサンシャインにて,『GOTHICMADE/花の詩女』。


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1989年の角川映画、『ファイブスター物語』は原作者の永野護さんが製作サイドと衝突して途中からノータッチになったと聞いた。あのハリウッド映画を思わせる壮大な第一話が、流れ作業的な商業作品として世に出されたのは残念。主題曲はアイドル時代の長山洋子さんだw。

が、今回は原作者が中心になって製作されたようで、インディペンデントの作品に近いが、ファンとしてはこちらの方がなっとくがいく。

永野護さんは偉大なアマチュアなのだから。

しょっぱなから門外漢は無視した作りで楽しませてくれた。

ストーリーは、『詩女/うため』と呼ばれる巫女と、それを警護する王子とが陰謀の最中にあって誤解を解き合い、理解を深めながら旅をするという。

欲を言えばコーダンテとログナーにも登場して欲しかったな。

せっかく池袋にいたので、お昼はイタルくんと食べようと思ったのだけど、独りで、『やよい軒』。ゴハンを2杯食べる。生姜焼き定食がいまいちだ。都内で食べると白米がダメだな。

続いては総武線に乗って某所へ。本日も手応え無しか〜。

独り言、独り言....、

で、1年ぶりの知り合いとも連絡がとれたので、これまた東京駅の方へ。

東京駅は改装中で迷路でした。

帰路の途中、上野駅で下車してラーメン屋へ。『壱慶』。お味落ちましたね〜w。

帰ってきたらちょうど真夜中の12時ですよ。駅から出て車に乗ると、カーナビから、『ほんじつは平和記念日です』って音声が流れる。

良い1日でした。
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by end_of_eternity | 2012-11-11 02:19 | Comments(0)

ゴチックメード

久々に映画館に行こうと思ってます。

永野護さんが作った長編アニメーション。





この人もクオリティのために多くの時間をさき、時には10年近く作品が中断もします。ですが、半端なものをファンに届けないスタンスであると思ってます。

いつ終わるかも知れない五つの星の物語の断片。

初期のハリウッド映画を思わせるストーリーと展開が大好きでした。

中学の時に大興奮したもんな。
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by end_of_eternity | 2012-11-09 20:36 | Comments(0)

このところ思う事....、

実家でまったりしてます。

このところ残業が無い部署に出向しているので、時間はあるがお金が無い状態です。

去年の源泉徴収なんか見るとスゴい。驚きつつ働き過ぎだなと。

でも、働いていないと不安になってるんですよ。

ビートたけしさんが、『いまの金持ちは下品になった、むかしの金持ちは金があるのを恥じていた』と、どこかで言っておられた。

ー江戸っ子は宵越しの金は持たない....、

とも言う。

むかしはみんな、お金は不浄なものと考えていたのかも。

浅ましくなっていたのかも知れない。

20年の付き合いになる友人に給料の話しをしていたキレられた事もあった。自慢にとられたんだ。

このまま部署移動になったらこれが恒常化する。受け入れるのは大変。

きっと整理がつかないだろうな。

話しを加える。

会社の上司がノイローゼで1ヶ月休んだ。その他に鬱の知り合いもいて、2週間くらい前は、脇内くんの事ですが、シリアスなメールが届いた。

中国の景気が冷えてアメリカは混乱状態。国内は政治が乱れて不況が続く。

5年に1回は逆境に立たされる。

そのつど復活するのだが。

さらに話しを加える。

コンビニで成人雑誌のコーナーに目が止まった。男だからね。女性は仕事と割り切って出演し、ビデオカメラの前でそれがなされて流通にのる。

彼女たちは、『秘め事』を売っている。犯罪の抑止になっている、とも考えられる。が、やはり、お金のためだろう。

思慮が浅いともとれる。

『社畜』との言葉もある。彼女たちと自分とどう違うのか、上司は、とくに係長が、『飼い殺し』の言葉を好んで使う。そも、そも、仕事とは非人間的なものなのだろうか?。営業マンのころは1部署に1人はノイローゼの人がいた。

お金の奴隷。会社の奴隷。

takuくんが言う、楽しく働きたいと、オレは仕事に生き甲斐は感じない。男の価値は稼ぎと思っている。稼げればなんでもいいんだ。

答えが出ない堂々巡りにハマった。

これで話しを〆る。

20代の頃は音楽がすべてだったから、月に7〜8万もあれば都内でも生活してた。働くの他は作曲に没頭していたんだ。

歳をとって考えが変わったと思う。好きだ、楽しい、だけじゃダメなんだな。

ちょっとでも優位に行こうとしてるオレがいるんだ。

欲だな。

ー身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ....、

このブログを書いてやっとこの言葉にたどり着いた。ほんの数分前には堂々巡りと書いたが、もう解決策が見えた。

あるがままを受け入れればいい。

今は耐える。

オレは負けない。誰にも。今も、未来も。

きっと、だ。
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by end_of_eternity | 2012-11-04 09:49 | Comments(0)

ポエトリーリーディング

ポエトリーリーディングをお願いする話しもしたので、ここに参考に歌詞を載せておきます。

13分の組曲です。青くしてあるところ。見直しの可能性もありますので。



  Twenty first century monophobia
 


 野生馬の群れを追い回す 百頭の獅子が 夜の繁華街を支配する
 前世紀のストレスが生み出した 両性具有の羊たち
 銀色のプレートで掃溜めを隠せ
 繰り返される宴に そろそろ神もキレるころ

 褐色の肌に赤い瞳 三つの月と二つの太陽
 「ここは遠く、カルコサの地」
 予言者は言う
 「最後の希望に、玉座を据えよう」
 天国の行政府は 無期限のストライキ
 ピンクアンドパープル ボロを纏った女が
 擦り切れそうなステップで導く 深い湖の底へ

 Shake your fist
 鉄槌を下ろせ
 Shake your fist
 錨を巻き上げろ

 まぼろしか他人の夢か教えてくれ 嘘をついた傷口が又開き出す
 サイレンが渦を巻く街、闇、人の群れよ
 疑心....、欺瞞....、噛み砕いて
 焦燥....、絶望....、破滅に向かうソドムの都に陽はまた昇る

 まぼろしか他人の夢か教えてくれ 嘘をついた傷口が又開き出す

 Shake your fist
 Shake your fist
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by end_of_eternity | 2012-11-04 08:25 | Comments(0)

TOMOKOさんと....、

上野でTOMOKOさんと会った。

とうとつに呼び出す感じになってしまったのに、快く出てきてくれたのには感謝します。

ありがとうございます。


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ザマナイのCDを頂いた。

国際フォーラムで湯川れい子特別賞を頂いたそうです。あの湯川さんが涙を流したとか。

旧ソ連の核実験を止めた歌。

個人の印象を言ってしまえば陰りのある伴奏に歌詞とメロがのしかかる。曲そのものが苦しみを訴えている。後世に残る歌であるとも思った。

歌詞の話しやスピリチュアルの話しをしたのだけど、歌詞に関してはCharlieさんとは別の視点で、高い位置から物事を見てる気がする。誰が聞いても、『わからないとダメ』。つまり、からくりが多い、『自分』と、『あなた』しかわからないようなのではいけないと言われた。

反省。

スピリチュアルについては、マイナスの体験ばかりをしているので、プラスになる体験をしろとの事。

授かり物なのでどうにもならないような気もw。

突拍子もない話題もあり、原発の話題もあり、会話は迷走したがためになる事をたくさん聞いた。

本音を言わせてもらうと原発推進派なんです。

勉強不足と言われるかも知れないけど、資源の乏しいこの国がこれからのエネルギー競争を勝ち抜くには原子力は不可欠なんじゃないかと。エネルギーの供給システムを開発出来れば、安全性の高い原子炉を日本に設置して、安定した電力を全世界に送るのが理想かな。

軽はずみな提案なんですが。


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帰りの電車でも色々考えさせられた。そんな1日でした。

そう、そう、上野警察の近くにあるドトールは穴場です。広くて静か。ゆっくり人を待つのには最高ですね。

おやすみなさい。
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by end_of_eternity | 2012-11-04 02:06 | Comments(2)