彼女の結婚観
2007年 04月 05日
大崎駅の桜です。
おはようございます。
話題:彼女の結婚観
本日は品川まで天麩羅を食べに。
東京はあいにくの天気だけど、道行く人々を気遣うように雨も、降りそうでなんとかとどまっている。
『桜なんか早く散っちゃえばいいのに』
と彼女は言う。
何故だろうか?。オレは尋ねなかったが、桜の嫌いな日本人とは。否、大崎なんか住宅街で、歩いても面白くないのだろう。
駅から少し離れた場所に小さな天麩羅屋がある。美味しいし、夫婦でやっているのだが、初めて行った時から愛想が良すぎで、やたらと客に話し掛ける。座敷にしてもらった。貸しきりだ。上機嫌の彼女。やはり女性は、『特別扱い』が好き。
春野菜の天麩羅と刺身のコースを頼んだ。
サク、サク、と口の中で音がする。家庭の天麩羅では無理。店のオヤジさんも言う。『道具が整っても、私なんか未だに、かき揚げなんか難しいですよ』。
食は進む。話も進む。料理、旅行、アンティーク、西洋画、ずるいがオレは、聞き上手に徹する。『天蓋付きのベットが欲しい』には、かなり退いたが。
母子家庭で育った彼女は父親から注がれる愛を知らない。どの親でも子供を愛する訳ではないだろう。それはニュースを見ていればわかる事。だが、最初からいないのでは想像するしかないし、まわりを見ても劣等感をつのらせるだけだ。
『運命ってきっとあるよ』
オレもそう思う。けど、曖昧な事は信用しない。
父親の話しから結婚観の話しにそれる。
『私はきっと愛されたいんだよ。結婚しても子供は欲しくないな。だって子供が中心になっちゃうもん。だったら2人きりで楽しく暮らしたい』
.....、
なるほど彼女、十以上も歳が離れているオレに求めているのは、『父性』なんだな。
人間はいつも自分に無いものを求めてしまう。
長続き、すんのかな、オレ達....。