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DreamNote

部屋の大掃除。

ものを捨てたり売ったりと、篠田節子さんのエッセイにあった、年老いた知人からの最後の手紙、『あなたとのお付き合いもこれまでにしたく』の件を思い出し、

『これって、死ぬ準備でもしてんのかな?』

などと考えていた。

日が暮れる頃、古い写真や手紙、名刺など、沢山ものが出て来た。

家の片隅にあった衣類ケースを開けると、中からは黄色いバインダーが出て来て、その中には当時作っていた曲のコード進行表の他、サイトを作るアイデア帳、メモ書き、ドローイング、(落書きだな)などが大量にあった。


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過去に置き忘れた宝の山だった。

32歳からは生活の中心が仕事になっていた。ろくに部屋の掃除も出来ずに。

おそらくは東京から一時戻って、また東京に住み、takuくんを見つけて、一輪さんなど、沢山の才能に触発されながら過ごした時期と思う。

28歳から31歳ぐらいまでだな。

もっと早くネット環境を整えればよかったのだが、オレの部屋は離れにあって、父親がインターネットに理解が無く、回線を実家にひかせてもらえなかったのだ。

素晴らしい。

過去の自分の才能に驚かされる。自画自賛じゃない。なにしろ今の自分は燃えカスで、この当時の自分には笑われるだろうし、さらに前の自分が出会ったら、それこそ....、想像もしたくないが、変わり果てた姿に嘆き、輝きを無くした心に自らを罰するかも知れない。

言い過ぎた。

ハングリー精神とは安いアパートに住んで空腹を我慢する事ではなく、いつも心が飢えていて、常日頃から何か一つのものに取り組んでいる事。疲れもせず、取り憑かれたように。

思い出したのは、takuくんの口癖、『上に行きましょう!』。

そうだ、まだ、まだ、死ぬ準備をするには早すぎる。

FIGHTING!!
by end_of_eternity | 2012-11-18 18:59

我的人生日常


by end_of_eternity