かんたんマスタリング!
2010年 04月 28日
おはようございます。
話題:かんたんマスタリング!
自己流ですが、では、すでに各パートの録音が終わっているのをぜんていに、ミックスダウンの方法をちょこっと。
とりあえずは各パートの音量を決めます。
まず、ドラムセット以外はミュートです。
バスドラを中心に各セットの音量とパンニング、(音の右と左ね)を決めます。パンは0を中心に左右に15の倍数でふっていきましょう。ただし、音数が多いときは、自由にやっちゃって下さい。(後で出てくる上モノをふくめてね)。
バスドラとスネアをセンターにします。
ハットは左右のどちらかに。オレは30か45ぐらいですね。
メロディタムとシンバルのパンはステレオで録音したままで良いでしょう。これに関しては上記の3つよりは小さく鳴らすのがコツです。
特にシンバルはうっすらと。
次に、バスドラの他をミュートしたら、バスドラに対してベースの音量を調整します。
ベースは重要です。ギターやキーボードよりも下で単音で鳴っているパートです。
歌は、ベースが支えているのです!!!。
曲は、リズムが支えているのです!!!。
ミュートを解きます。再びドラムセット全体とベースの音量調節。
リズム隊の作り込みで、オケのかっこよさはほとんど決まると思います。
....、
一休みしましょうw。
で、
お待たせしました。
上モノ、(ギター、キーボードなど)ですが、基本的に歌のじゃまをしちゃダメです。ここ一番のところ以外は音量を控えましょう。イントロとかソロパートね。
もちろん歌はセンターです。
歌に関してはあまりエフェクトしないほうが良いでしょう。
他の上モノのパンはセンター付近で15ぐらい。歌とぶつからないように。
他にもハットと歌がぶつからないようにパンと音量を調節。ハットは大切です。音量、音質、パンなど、聴こえながらも他の音とかぶらないように注意して。
ドラムセット全部をミュートして、ベースの音に合わせて、歌、上モノ、の順番で音量調節です。
ドラムセットのミュートを解いて再び全体の音量調節。
各パートをミュートしながら、歌を消したり、ギター、キーボードを消したりしながら、パンと音量調節はなっとくのゆくまで繰り返します。
全体のバランスが決まったらノイズ取り。これは重要です。録音データに音が鳴っていない部分がありますが、そこを手作業でデリートします。雑音が消えて聴きやすく、またバスドラ、スネアドラの歯切れが増します。
追い込みの作業に入ります。
ミックスしたトラックを作ります。そこに、パラメトリックイコライザーで高音域と低音域をブースト、(上げてやる)ぐらいがシンプルで良いです。
カーステレオのイコライザーの感覚ですね。
で、仕上げはルーム系のリバーブをうっすらと、再生とストップを繰り返しながら残響をチェックして調整。エフェクトがかかるとまた音量もバランスも変わりますから、気に入らなかったら再びミックス、音量調節のし直しです。
4、5分の曲で半日はかかると思いますよ。一旦完成。そしたら、数日寝かせて客観視し、再びいじってみましょう。
こんな感じかな〜。
今回はコンプレッサーを黙殺しました。エフェクターの中で最も難しいからです。録音からミックスダウンまでコンプレッサーを使いこなせないとエンジニアとは言えないと思います。
ですから結論としてスタジオ入りしてエンジニアを雇うのが正解と思います。
録音でゴハンを食べている人です。百戦錬磨です。
エンジニアは最後のメンバーです。
大切にコミニュケーションをとっていっしょに作業をすすめましょう。
そして録音された作品は名刺と同じなのです。
自分たちの実力のすべてを余す事無く相手に伝える、『名刺』。
鳴っている音がすべてなのですからこだわって作っていいと思いますよ。
では、頑張ってやってみて!。