男の作法/池波正太郎
2005年 09月 21日
そこで、これ。
男の作法/池波正太郎
30才前後の男性に読んで欲しいね。流し読みでいいから。人間関係、服の着こなし、ソバの食べ方まで、ツボをついて書いてある。
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ではオレから、ここに遊びに来てくれる、特に若い人達に、『自分磨き』について言えるのは、
1)本に親しんで下さい。
2)一人旅をして下さい。
3)夜の街に出て下さい。
かな。
1)本に親しんで下さい。
知識を得るのは良い事ですよ。『文字に化ける』、で文化でしょ。人間ってのは、経験を文字に直して頭に詰め込みます。
『ああっ、あの時のあれは、この本に書いてあるこれだ』って、本を読む事によって、自分の肉になり骨になるんです。逆もあるよ、『この状況は、あの本で読んだあれだな』みたいに。
2)一人旅をして下さい。
たとえば、お坊さんのタクハツ、(旅しながら食べ物とかもらうヤツね)なんか、他人の情けを知る訓練なんだと思います。
物乞いをしなさいとは言わないけど、道を尋ねて親切に教えてくれる人がいるなら、自分も逆の立場に立って親切が出来るようになる筈です。それに、孤独は人をタフにする。タフな人は優しい。
3)夜の街に出て下さい。
マジメなだけでは人生は楽しくない。夜の繁華街に出て、悪徳の匂いを嗅ぐのもいい。一人旅とはまたちがった経験を手に入れられる。
背伸びのしすぎて火傷すんのも自分です。ただ、ヤ○ザとだけは何が何でもかかわるな。ヤバくなったら逃げろ!!。
こんなもん。
外面の美しさなんて、すぐに枯れる。女の人もそうだけど、内面が輝いている人は、ステキな人だよ。
それよりも、他人に好かれたかったら、その人にいい笑顔を見せてあげなさい。
磨くより、よく笑えよ!。